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パワハラによるうつ病からの受給

「上司からの度重なる叱責に耐え続け、ある日突然、体が動かなくなった……」 パワハラによって精神を病み、退職を余儀なくされた方々の苦しみは計り知れません。退職後、治療に専念したくても、今後の生活費や医療費への不安が重なり、さらなる症状の悪化を招くケースも多く見受けられます。

そんな時、経済的な支えとなるのが「障害年金」です。しかし、うつ病などの精神疾患は、症状の重さが目に見えにくいため、申請書類において「いかに日常生活の困難さを正確に伝えるか」が極めて重要になります。

本記事では、弊所がサポートしたAさんの事例を参考に、適正な受給のために必要な手続きと、社労士が果たす役割について解説します。

Aさんの状況

氏名: Aさん(30代・男性)

職業: 事務職

傷病名: うつ病

Aさんは、上司からのパワーハラスメントにより、強い不安感と不眠、意欲減退が現れました。2023年10月に初めて心療内科を受診しましたが、症状は改善せず、休職を経て2024年3月に退職。その後は、外出もままならず、家族の全面的な介助を必要とする生活を送っていました。

直面した具体的な課題

Aさんが申請を検討した際、以下の課題に直面しました。

初診日の証明: 最初に受診したクリニックが小規模で、当時の記録が正確に残っているか不安があった。

診断書の記載内容: 診察時は無理をして「大丈夫です」と答えてしまう傾向があり、実際の寝たきりの状態が医師に十分に伝わっていない懸念があった。

書類作成の困難さ: 「病歴・就労状況等申立書」を作成するために過去を振り返ることが、精神的な苦痛となり、筆が進まなかった。

弊所によるサポート内容

弊所では、適正な手続きを行うために以下のサポートを実施しました。

客観的記録による初診日の特定: 当時の領収書や受診状況等証明書を精査し、厚生年金加入期間中に初診日があることを確認。制度上の「初診日要件」および「納付要件」を客観的に証明しました。

主治医への正確な情報伝達の補助: Aさんやご家族から聞き取った「日常生活での具体的な困難(食事、入浴、外出、対人交流の状況等)」を整理し、主治医が診断書を作成する際の参考資料として活用いただけるよう整えました。※医師への不適切な働きかけは一切行いません。

申立書の作成代行: Aさんの記憶を辿る負担を最小限に抑えつつ、事実に基づいた経過を、整合性を持って申立書にまとめました。

受給決定までの流れ

申請から約4ヶ月後、日本年金機構より「障害厚生年金2級」の受給決定が通知されました。Aさんは「自分の状況を正しく理解してもらえたことで、やっと治療に専念できる安心感を得られた」と話されていました。

社会保険労務士に依頼する意義

障害年金の申請において、社労士は単なる代行者ではなく、「申請者の実態と制度の架け橋」としての役割を担います。

事務手続きの正確性: 複雑な年金制度や最新の改正事項に基づき、不備のない書類を整えます。

日常生活実態の可視化: 申請者本人が気づいていない、または言葉にしにくい「生活上の不自由」を丁寧に汲み取り、書類に反映させます。

精神的な伴走: 煩雑な行政手続きや期限管理を引き受けることで、申請者の方が療養に集中できる環境を整えます。

まとめ

パワハラによって傷ついた心で、自分一人で障害年金の申請に立ち向かうのは非常に大きなエネルギーが必要です。制度が複雑であるからこそ、専門家である社労士を活用し、適切な手順で権利を守ることが大切です。

「自分は対象になるのだろうか?」「何から手をつければいいのか?」 そんな不安をお持ちの方は、まずは一度、専門家にご相談ください。私たちはあなたの悩みを受け止め、適正な受給に向けて誠実にサポートいたします。

豊島区、練馬区、板橋区、中野区、杉並区、北区、新宿区、東京23区、埼玉県、神奈川県で社会保険労務士をお探しの皆さま、障害年金申請、審査請求、再審査請求のことなら、城田社会保険労務士事務所にご相談ください。

著者 特定社会保険労務士
城田 めぐみ
城田社会保険労務士事務所
東京都豊島区

当事務所は、障害年金の申請支援を専門に取り組んでいる社会保険労務士事務所です。様々な傷病による障害年金の手続きは複雑で、多くの方が途中で諦めてしまうこともあります。当事務所では、初回相談から診断書の準備、申請書類の作成、年金事務所とのやりとりまで、受給に向けて丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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