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双極性障害で障害年金はもらえる?不支給から再申請で受給できた30代女性の事例

「双極性障害だけど障害年金は無理かも…」と諦めていませんか?一度不支給になった30代女性の事例をもとに、申請でつまずきやすいポイントと、社労士がどのようにサポートしたかを解説します。

もしかして、あなたも同じ悩みを抱えていませんか?

「朝は元気なのに、夜になると動けない…」 「急にやる気がみなぎって、大きな買い物をしてしまう…」

このような気分の波に苦しみ、仕事や日常生活に大きな支障をきたしていませんか? もし、あなたが双極性障害と診断され、障害年金の申請を検討しているなら、「手続きが複雑でよくわからない」「一度申請したけど不支給になってしまった」といった悩みをお持ちかもしれません。

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事に支障が出たときに、国から受け取ることができる大切な公的年金です。しかし、申請手続きには専門的な知識が必要で、不支給になってしまうケースも少なくありません。

この記事では、実際に弊所にご相談いただいた、双極性障害で障害年金の受給が決定した30代女性の事例をご紹介します。この事例を通して、あなたが抱える悩みや不安の解決策を見つけ、一歩踏み出すきっかけにしていただければ幸いです。

双極性障害で不支給から逆転受給へ

1. ご相談者:Aさん(仮名)、30代女性、会社員(休職中)

Aさんは、仕事の責任が重くなるにつれて、気分の波が激しくなりました。最初は「仕事のストレスかな」と思っていたそうですが、夜眠れなくなったり、衝動的に高価なものを買ってしまうなど、日常生活にも影響が出始めました。

異変を感じて複数のクリニックを転々としましたが、なかなか診断が定まらず、症状は悪化。ついに会社を休職せざるを得ない状態になりました。

2. 直面した課題:なぜ初回の申請は不支給になったのか?

Aさんは、ご自身の症状と生活の困難さから、ご自身で障害年金の申請に挑戦しました。しかし、数か月後、結果は「不支給」でした。 その理由は、主に以下の3つでした。

  1. 初診日の特定が不十分: 最初に受診したクリニックがすでに閉院しており、「受診状況等証明書」が取得できませんでした。複数の病院を転々としたため、どの時点を初診日とすべきか証明が困難な状態でした。
  2. 診断書の記載内容が実態と乖離: 医師との面談では、症状のつらさをうまく伝えられず、診断書には「日常動作は問題なし」と記載されていました。しかし実際は、食事の準備もままならない、入浴も週に1度程度など、日常生活に著しい制限が生じていました。
  3. 病歴・就労状況等申立書が弱い: ご自身で作成した申立書は、時系列が前後したり、症状のつらさが具体的に書かれていませんでした。

3. 弊所がどのように解決したか

弊所は、Aさんの「不支給」という結果を覆すべく、再申請に向けたサポートを開始しました。

  1. 正確なヒアリング: まず、Aさんの初診日を正確に特定するため、発病から現在までの経緯を徹底的にヒアリングしました。その結果、初診のクリニックの閉院後、ご両親が近隣の病院の受診記録を保管していることが判明。その記録を元に、初診日を特定し、その証明書類を準備しました。
  2. 医師への情報提供: 診断書は障害年金申請の要です。Aさんが医師にスムーズに状況を伝えられるよう、ご本人とご家族の協力を得て、日常生活で困っていること(掃除ができない、金銭管理が困難など)を具体的にまとめた資料を作成しました。これにより、医師はAさんの現状をより正確に把握でき、診断書に反映することができました。
  3. 伝わる申立書の作成: 診断書だけでは伝わりきらないAさんの苦しさを補足するため、「病歴・就労状況等申立書」を弊所の専門家が作成しました。体調の波が仕事や生活にどう影響したか、症状の具体的なエピソードなどを盛り込み、審査側にAさんのつらさが伝わるよう工夫しました。

4. 結果:障害厚生年金2級の受給決定

弊所のサポートのもと、再申請を行った結果、無事に障害厚生年金2級の受給が決定しました。Aさんは、再申請のわずか3ヶ月後に年金証書を受け取ることができ、経済的な不安が軽減されたことで、療養に専念できるようになりました。

社労士に依頼するメリット

この事例のように、障害年金は単に書類を提出すれば受給できるものではありません。病気や障害のつらさを客観的に証明する専門的な視点と、複雑な手続きを円滑に進めるノウハウが必要です。

社労士に依頼することで、以下のようなメリットがあります。

  • 書類作成のサポート: 医師への依頼方法から、病歴・就労状況等申立書の作成まで、専門家が代行します。
  • 初診日の特定支援: 複数の病院を受診している場合でも、初診日を特定するためのアドバイスやサポートを提供します。
  • 不支給からの再申請: 不支給になった理由を分析し、再申請の戦略を立てます。

一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください

障害年金は、あなたの生活を支えるための大切な制度です。 「私は対象になるの?」「一度不支給になったけど、再申請できる?」といった不安をお持ちの方は、ぜひ一度、弊所にご相談ください。あなたの症状と向き合い、最適な申請方法を一緒に探します。

豊島区、練馬区、板橋区、中野区、杉並区、北区、新宿区、東京23区、埼玉県、神奈川県で社会保険労務士をお探しの皆さま、障害年金申請、審査請求、再審査請求のことなら、城田社会保険労務士事務所にご相談ください。

著者 特定社会保険労務士
城田 めぐみ
城田社会保険労務士事務所
東京都豊島区

当事務所は、障害年金の申請支援を専門に取り組んでいる社会保険労務士事務所です。様々な傷病による障害年金の手続きは複雑で、多くの方が途中で諦めてしまうこともあります。当事務所では、初回相談から診断書の準備、申請書類の作成、年金事務所とのやりとりまで、受給に向けて丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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