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統合失調症で「障害基礎年金2級」を受給できたDさんのケース

症状と申請の経緯:発症から入院、そして社会生活の困難

Dさん(30代・男性)は、大学を卒業後、会社員として働いていましたが、職場で人間関係のトラブルをきっかけに体調を崩し始めました。 「誰かに見張られている」「悪口を言われている」といった被害妄想が強くなり、次第に引きこもるようになりました。

ご両親が心配し、精神科を受診したところ、「統合失調症」と診断されました。 その後、入退院を繰り返し、症状は落ち着いてきましたが、働くことは困難な状態が続いていました。 ご両親が障害年金制度を知り、申請を検討しましたが、Dさんは症状の影響で、ご自身のことを上手く話すことができませんでした。

「書類をどうやって準備すればいいのか…」と途方に暮れていたところ、当事務所にご相談くださいました。

直面した課題と当事務所のサポート

初回のご相談時、ご両親は「本人がほとんど話してくれないので、状況を説明するのが難しい」と話されていました。 統合失調症の申請において、当事務所は以下の点を重視し、サポートを行いました。

  • 課題①:ご本人が自身の症状や生活状況を正確に伝えられない 統合失調症の症状には、思考障害やコミュニケーションの困難さが含まれることがあり、ご本人が自身の状態を客観的に説明するのが難しい場合があります。
  • 課題②:診断書の記載内容に不足がないようにサポートする 精神疾患の診断書は、医師が判断する「障害の程度」が非常に重要です。しかし、限られた診察時間の中で、日常生活の細かな状況を全て医師に伝えるのは困難です。
  • 【社労士の解決策】 ヒアリングで作成した「申立書」の原案を、診断書作成を依頼する際に医師に提出しました。 これにより、医師はDさんの診察時には見えにくい「日常生活での困難さ」を把握することができ、より実態に即した診断書を作成していただくことができました。特に「日常生活能力の判定」の欄に、より具体的な記載を促すことができました。

受給決定までの流れ

ご両親のヒアリングをもとに申立書を作成し、診断書の依頼もサポート。 すべての書類が揃い、申請を行った結果、Dさんは無事に障害基礎年金2級の受給が決定しました。

年金の受給が決まったことで、ご両親は経済的な負担から解放され、Dさんご自身も安心して療養に専念できる環境を整えることができました。 ご両親からは、「自分たちだけでは、どうにもならなかったと思います。専門家にお願いして本当に良かったです。」とのお言葉をいただきました。

障害年金申請を社労士に依頼するメリット

統合失調症の障害年金申請は、ご本人の状況を正確に「書類で伝える」ことが成功の鍵となります。しかし、ご本人やご家族だけでは、その重要なポイントを見落としてしまうことが少なくありません。

  • 第三者の視点から、障害の程度を客観的に評価
  • 医師との連携をスムーズにし、適切な診断書作成をサポート
  • 説得力のある病歴・就労状況等申立書を作成
  • 煩雑な手続きをすべて代行し、ご本人やご家族の負担を軽減

など、社労士がサポートすることで、一人で悩む時間を、治療や療養に充てることができます。

諦める前に、まずはご相談ください

「どうせ無理だろう…」「書類作成が難しそう…」と諦める前に、まずはご相談ください。 当事務所は、お客様一人ひとりの状況に寄り添い、最適な申請方法をご提案します。 初回相談(60分)は無料です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

豊島区、練馬区、板橋区、中野区、杉並区、北区、新宿区、東京23区、埼玉県、神奈川県で社会保険労務士をお探しの皆さま、障害年金申請、審査請求、再審査請求のことなら、城田社会保険労務士事務所にご相談ください。

著者 特定社会保険労務士
城田 めぐみ
城田社会保険労務士事務所
東京都豊島区

当事務所は、障害年金の申請支援を専門に取り組んでいる社会保険労務士事務所です。様々な傷病による障害年金の手続きは複雑で、多くの方が途中で諦めてしまうこともあります。当事務所では、初回相談から診断書の準備、申請書類の作成、年金事務所とのやりとりまで、受給に向けて丁寧にサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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